OctoPrintのインストール方法の覚え書きです

3DプリンタのコントロールにパソコンやSDカードを利用されている方が多いと思います。
パソコンは状態を確認できて便利なのですが、長時間の造形では消費電力も気になります。
またSDカードで運用するときはgcodeを コピーするのも手間だったりします。

RaspberryPiというシングルコンピュータから制御すれば消費電力も少なくて済みますし、gcodeもLAN(Wifi)経由で転送できて便利になります。
ここではRaspberryPiにOctoPrintをインストールする方法をまとめておきたいと思います。

OctoPrint
http://octoprint.org/

OctoPrintのダウンロードとmicroSDへのコピー

 

OctoPrintのダウンロード

 OctoPrintをダウンロードします。

本家のサイト中央にDownloadボタンがあります。

Download
クリックしてDownloadサイトに移動します。

 


Mirror #1 をクリックします。

 


最新版 2015-07-02_2015-05-05-octopi-wheezy-0.12.0.zip をクリックしてダウンロードします。
(2015/10/25現在)

ダウンロードが終了したらデスクトップなど適当なところに展開して下さい。

OctoPrintのSDカードへの組み込み

円滑に進めるために以下の手順でインストールしています。

まずはSDカードを接続してください。
当方の環境ではSDカードは「Iドライブ」として認識されています。

SDカードフォーマッター でSDカードを初期化。

SDフォーマッター4.0を下記サイトからダウンロードしてインストールします。
https://www.sdcard.org/jp/downloads/formatter_4/


SDカードのドライブは「I」となっています。





オプション設定から論理サイズ調整を「ON」にしてください。
フォーマットを実行しSDFormaterを終了します。

Win32 Disk Imagerをダウンロードしてイメージの書き込み。

Win32 Disk Imagerを下記サイトからダウンロードしてインストールします。
http://sourceforge.net/projects/win32diskimager/

海外製のソフトですので日本語のフォルダ名には対応していません。
先ほどダウンロードして解凍したOctoPrintのファイル「2015-05-05-octopi-wheezy-0.12.0」をCまたはDドライブにコピーしておきます。

当方の環境ではDドライブにコピーしています。

Win32 Disk Imagerを起動して、先ほどコピーしたイメージをマウントします。

マウント後にWriteをクリックして書き込みを開始します。

警告が出ますがそのまま進めて行きましょう。

終了後、SDカードにデータが書き込まれていることを確認してください。

 

 

SSHでログインと初期設定

作成したSDカードをRaspberryPiに差し込み、有線LANを接続し電源を入れます。
ルーターからDHCPで割り振られたIPを調べます。

SSHでの接続にはTeraTermを使用しています。
こちらからダウンロード可能です。
https://osdn.jp/projects/ttssh2/

TeraTermを起動します。


ホストには調べたIPを入力してください。
TCPポートは「22」
サービスは「SSH」、SSHバージョンは 「SSH2」
です 。

セキュリティー警告が出ますが、続行してください。

 

SSH認証画面が出ます。

ユーザーID:pi
パスフレーズ:raspberry
SSH認証はプレインテキストを使うにチェックを入れてください。

ログインできました。

Raspberry Piの初期設定をSSHからします。

コマンドを入力して初期設定を行います。

sudo raspi-config

1 Expand Filesystem Ensures that all of the SD card storage is available to the OSを選択しSDカードの領域を全て使える用に変更
2 Change User Password Change password for the default user (pi)
でパスワードを変更
3 Enable Boot to Desktop/Scratch WIFI接続の場合はデスクトップ画面の起動は不要です
4 Internationalisation Options 場所や時間の変更をします。
 I1 Change Locale :ja_JP.UTF-8 UTF-8を探しスペースバーで選択します。
 I2 Change Timezone:Asia-Tokyo を選択します。

右の矢印キーを押しFinishを選択して再起動します。

固定IPの設定

interfaces設定ファイルの確認

 

sudo nano /etc/network/interfaces

 

とコマンドを入力、実行し、設定ファイルを開きます。

 

<初期設定>
auto lo
iface lo inet loopback

auto eth0
allow-hotplug eth0
iface eth0 inet manual

auto wlan0
allow-hotplug wlan0
# iface wlan0 inet manual
# wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

auto wlan1
allow-hotplug wlan1
# iface wlan1 inet manual
# wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

source /boot/octopi-network.txt

 

/boot/octopi-network.txtに設定がまとめられたようです。

Ctrl+Xでエディターを終了します。

 

octopi-network.txtの初期設定を確認します。

 

sudo nano /boot/octopi-network.txt

 

初期設定

 

# You can use this file to manually set up your network configuration.
#
# This file is included into /etc/network/interfaces, so anything that
# works by editing that file is also possible here.

### WIFI CONFIGURATION ######################################################
# The three segments below should cover you in most cases if you run
# a wifi network that uses either WPA/WPA2 or WEP encryption.
#
# Just uncomment the lines prefixed with a single # of the configuration
# that matches your wifi setup and fill in SSID and passphrase.

## WPA/WPA2 secured
#iface wlan0 inet manual
# wpa-ssid "put SSID here"
# wpa-psk "put password here"

## WEP secured
#iface wlan0 inet manual
# wireless-essid "put SSID here"
# wireless-key "put password here"

## Open/unsecured
#iface wlan0 inet manual
# wireless-essid "put SSID here"
# wireless-mode managed

### WIRED CONFIGURATION #####################################################
# The following segment allows you to configure your wired connection
# with a static IP.
#
# Just uncomment the lines prefixed with a single #. Then connect
# a cable to the Pi and another system, e.g. a Laptop, and set that
# other system's network configuration to:
#
# address: 192.168.250.10
# netmask: 255.255.255.0
# broadcast: 192.168.250.255
#
# You can then reach the Pi from the system's browser by going to
#
# http://192.168.250.1
#
# or
#
# http://octopi.local

#auto eth0:1
#iface eth0:1 inet static
# address 192.168.250.1
# netmask 255.255.255.0
# broadcast 192.168.250.255

 

有線LANでの変更点
最終行の書き換えをします。

auto eth0:1
iface eth0:1 inet static
address ***.***.***.***
netmask 255.255.255.0
broadcast ***.***.***.255

adressやbroadcastは環境によって設定してください。

Ctrl+Oで保存し、Ctrl+Xで終了します。

一度再起動をしましょう。

再起動後は新たなIPで接続されます。

sudo reboot

WIFIの確認とIPの設定

再起動後に再度TaraTermで接続します。

USBにWifi機器の接続して確認を行います。

今回はドライバーなどの導入が不要で消費電力の比較的少ない物を使用しています

PLANEX 無線LAN子機 (USBアダプター型) 11n/g/b 150Mbps MacOS X10.10対応 GW-USNANO2A (FFP)
http://www.amazon.co.jp/dp/B00ESA34GA

コマンドは
lsusb
です。


接続が確認できれば、IP等の設定を進めて行きます。

 

 

sudo nano /boot/octopi-network.txt

## WPA/WPA2 secured
#iface wlan0 inet manual
# wpa-ssid "put SSID here"
# wpa-psk "put password here"

 

を書き換えます。

# WPA/WPA2 secured
iface wlan0 inet static
wpa-ssid "***************"
wpa-psk "***************"
address ***.***.***.***
netmask 255.255.255.0
broadcast ***.***.***.255

 

wpa-ssid には無線LANのSSIDを記載してください
wpa-psk には無線LANへのアクセスパスワードを記載してください。
addressは固定IPです。環境に合わせて入力してください
netmaskやbroadcastも環境に合わせて入力してください


再起動します。

sudo reboot

 

wifiの切断対策

octoprintをしばらく使っていると、Wifiの接続が途切れて再接続されないことがあります。設定を変更します。

TeraTermで接続し以下のコマンドを入力して再起動します。

cd /etc/ifplugd/action.d/
sudo mv ifupdown ifupdown.original
sudo cp /etc/wpa_supplicant/ifupdown.sh ./ifupdown
sudo reboot

 再起動

http://raspberrypi.stackexchange.com/questions/4120/how-to-automatically-reconnect-wifi

USB電圧供給の設定

USB機器を複数つなげると電力が不足することがあります。
こちらの環境ではwifi+3Dプリンタ+web カメラを接続すると、不安定になり3Dプリンタとの接続が切られてしまいます。
OS起動時に電力を増やす方法がありましたので設定したところ、、動作が安定しました。

Raspberry Pi Model B+のUSBポートに1.2Aの電力を供給する方法はconfig.txtに3行追加します。

コマンド
sudo nano /boot/config.txt

#USB Port 1.2V Up
safe_mode_gpio=4
max_usb_current=1

 

Raspberry Pi Model B+のUSBポートに1.2Aの電力を供給する
http://akkiesoft.hatenablog.jp/entry/20140727/1406443999

 

https://www.raspberrypi.org/forums/viewtopic.php?f=63&t=81736&start=50#p577877

 

ネットワークが安定しないとき

上記の設定で固定IPが安定しないときはinterfacesを書き換えてしまいましょう。

オリジナルをコピーしておきます。

cp /etc/network/interfaces /etc/network/interfacesoriginal

元ファイルのコピーをしたのでinterfacesをnanoエディターで書き換えていきます。

sudo nano /etc/network/interfaces

以前の内容を削除して下記内容をコピーします。

IPなどは各自の設定で変更してください

-----------------以下コピー--------------
auto lo

iface lo inet loopback
iface eth0 inet static
address ***.***.***.***
netmask 255.255.255.0
gateway ***.***.***.***

allow-hotplug wlan0
iface wlan0 inet static
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
address ***.***.***.***
netmask 255.255.255.0
gateway ***.***.***.***

wireless-power off

----------------ここまで-----------------

 

続いて無線LANの設定を進めて行きます。

sudo nano /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

を開きます。

-----------------以下コピー--------------
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1

network={
ssid="******************"
psk=******************
}

network={
ssid="******************"
psk="******************"
proto=RSN
key_mgmt=WPA-PSK
pairwise=CCMP
auth_alg=OPEN
}

----------------ここまで-----------------